★American Politics★

St.Patrick's Day のパレードをビール会社がボイコット

数日前に観たまえだまえだ主演の「奇跡」がすごくよかったので、
本当はその記事を書こうと思っていたのですが、
どうしてもこのことに関して、書きたいので書きます。
私たち夫婦は明日の朝早くから、このSt.Patrick's Dayのパレードを
見に行くことになっているのですが、
ここで書かないと、明日夫の会社のヒトたちの前で、
政治的な話をしてしまい、気まずくなりそうだからです。

まず、St.Patrick's Dayとは何ぞやと思う方がたくさんいらっしゃると思うのですが、
日本語では「聖パトリックの祝日」と呼ばれるそうで、
元々は「アイルランドにキリスト教を広めた聖パトリックの命日」だそうですが、
(wikipedia参照⇨ここ
アメリカでは皆が緑の服を着て、お酒を飲んでお祝いするという感じのお祭りです。
特に私たちが住んでいる「新しいイギリス」(アメリカのNew England地方ね。)と
とニューヨーク周辺は、アイルランド系アメリカ人が多い地域なので、
パレードなのも開催され、盛大にお祝いされます。

で、問題はこのパレード。
ボストンのパレードは退役軍人の方たちが主催されるそうなのですが、
「同性愛者の方々は、同性愛ということを公の場で意思表示しないで下さい。」
というお触れを出しました。
これに怒ったのが、このパレードのスポンサーであり、
St.Patrick's Dayには欠かせないビールを提供するSam Adams。
今年のパレードはスポンサーしない意思を公表しました。
同じくスポンサーでビール会社のハイネケンも
同じような理由でニューヨークのパレードをスポンサーしないことにしたそうです。

St.Patrick's Dayは元々敬虔なカトリック教徒の祭日であり、
ミサに行ったりする日でもあるそうなので、そういう日に
自分たちアイルランド系の人たち以外に色々主張されたくないっていうのは少々理解できる。
マイノリティと呼ばれる非白人以外の人々、同性愛者などの方々には、
自分たちのアイデンティティを主張しすぎるばかりに、
自分たち以外の人たちに対して、排他的になってしまう人々もいるし、
たぶんそういう人たちに主張されたくなかったのではないかな、とも思う。

しかし、逆に何十年も国から社会から排他され、蔑視されてきた同性愛者の方々に
わざわざ「自分たちのアイデンティティを主張するな。」なんて言わなくてもいいんじゃないかな
と思うのだ。
だって、わざわざ同性愛者のシンボルである虹色の旗を掲げて、パレードに参加する人なんて
いますかね。
仮にSt. Patrick's Dayの主催者がリベラル寄りの方々で、
「アイルランド系のカトリック教徒にも同性愛者はいるんですよ!」
っていう意味で、パレードのフロートを出すとかそういう企画があったらあったで、
私は大賛成だし、素晴らしいと思うけど、
別にそういう主張もないような場所で、わざわざパレードの邪魔をして、
虹色の旗を持って走るような同性愛者の人なんているのかな。

私の大学時代の友達は同性愛者の子たちも多くて、
その子たちは年に一回「ドラッグショー」を企画していたが、
その「ドラッグショー」は絶対にいつも妨害されていたのだ。
そうやって、自分たちを表現できる場所を妨害されるのがどれだけ嫌なことか
分かっている人たちが、わざわざ他者のイベントを妨害するのだろうか。

そんなにアイルランド系一色のお祭りにしたかったら、
「他の政治的な主張やビラ配りなどはお断りします。」くらいのお触れを出したらどうか。
わざわざ「同性愛者」っていう言葉は出さなくてもいいんじゃないかな。

やはり「同性愛者」と名指しにした時点で、偏見があったんじゃないかなと思う。
主催者は退役軍人の方たちらしいので、コンサバな方とお年寄りが多いんだろう。
退役軍人の日とかに自分たちの主張をするのは勝手だけど、
皆が楽しみたいお祭りで、こういうことをわざわざ公にして、
逆にパレード自体を論議の的にしたのは、間違いではないのかな、と思うのだ。

明日は朝早くからパレードに見に行きますが、
何か面白いことがあったり、良い写真が撮れたりしたら、
また更新します。あと、映画の感想もね。
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今年のアメリカは政治の話題で盛り上がるぞ。

今年2012年は、アメリカでは4年に1回の大統領選挙が行われる。
2008年は、アフリカ系アメリカ人初の大統領、オバマ氏が誕生したので、
覚えている方もたくさんいると思う。
お笑いの方でそっくりな方もいらしたし。
そういえば、あの方、最近見ない感じがするけど、
今年はまた大統領選だから、出番が増えるかな?

当然のことながら、こういうことには熱い自由の国、アメリカ。
この大統領選の季節になると、皆が皆やたら政治のことに熱くなる。
本当はこの大統領が就任している時期の半ばに中間選挙があるので、
(最後のは2010年)このときも盛り上がることは盛り上がるのだが、
やはり一番政治の話題を耳にするのは、大統領選の年だろう。

私が車にはねられて、手首を捻挫した少し前に
ツイートまとめのところで、
「義母が大きな声を出しすぎてしまって、鼓膜破れるかと思ったよ!」
と発言したのだが、実はこのときも
義母は政治の話題に関することで、怒ってしまったのだ。

この普段は温和な義母は、どこからどう見てもリベラルよりの民主党員である。
義母だけでなく、義母家族の全体がそうであり、
義母の両親にあたるうちの夫の祖父母、来月に結婚する義母の彼氏、
義母の2番目のお兄さん家族、義母の息子であるうちの夫、
そして、私も民主党よりである。
義母の前の夫である私の義父や、娘である私の義妹はあまり政治のことは語らないが、
決して保守的な人たちではないと思う。

しかし、この義母の家族でも例外がいる。
義母の一番上のお兄さんとその奥さんだ。
夫の伯父さん、伯母さんにあたる人たちである。
このご夫婦は、キリスト教右派が集まるような教会に通い詰めていて、
とても保守的で絶対に共和党よりの人たちなのだ。
今はこの伯母さんは、某南米の国へと「布教」旅行に行っている。

少し前置きが長くなってしまったが、義母が怒ってしまったのは、
義母と彼氏がこちらに遊びに来たときに、訪問してきたその伯父さんが
「オバマ大統領はアメリカ人ではない。」と言ってしまったからである。

この話題、どれくらい日本でニュースになっているのか、私はよく分かってないのだが、
一時期、オバマ大統領のお父さんがケニア人であるため、
彼がアメリカ人ではないのだろうか、出生証明書はあるのか?
と保守的な共和党員たちが彼をバッシングしたことがあったのだ。
結局、ハワイで発行されたオバマ大統領の出生証明書が見つかり、
彼はアメリカ人でした、ということになったのだが、
この伯父さんの発言はこの騒動から来るものである。

おまけにこの発言の後、お兄さんの奥さんである伯母さんが、義母に小さい声で
「本当のことでも言っちゃいけないことがあるわよね。」と言ったらしく、
義母としては「そんなこと思ってないし!」と内心頭に来ていて、
この伯父達が帰った後に、今でもキリスト教の教会に行っている祖母が
聖書の話をし始めたら、「もう宗教とかそっち系の話いいから!」
と大きな声で叫んでしまったのだ。
そして、その後に
「宗教という名の下に、排他的になっている人たちがたくさんいる。」とも。

特に信仰している宗教もなし、大学のときの専攻は女性学、ゲイの友達も何人かいる、
義母と同じくらい、もしくはそれ以上にリベラル寄りかもしれない私からしてみれば、
この最後の発言には、大賛成である。
この宗教(主にこの国の場合はキリスト教、カルトとかもあるけど。)によって
自分の発言が左右されていたり、排他的になっている人っていうのは結構いると思うのだ。

この保守的な伯母の「あまり政治の話はしたくない。」と言う発言に対し、
夫は「家族にあんなこと言わなくてもいいのに!」とちょっと怒っていたのだが、
こういうことがあると、家族でもこんな微妙な話題してもいいのかな、
と私は少し思ってしまう。
私もこの伯父たちの違う政治的な発言にムカッとしたことがあって、
「それ、私の前で言う必要ないよね?」と思ったこともあったし、
民主党よりのカリフォルニア州に住んでいる伯父達は、
肩身が狭いのではないかな、と少し不憫にも思うのだ。

election-map2.jpg

CNNのウェブサイトで見つけたこんな地図。
小さくて見づらいかなと思うのだが、州の色が青いほど民主党より
赤いほど共和党よりの州だそうだ。黄色は、どちらともつかずで
「互角の戦い」になりそうだとのこと。
西部と東部は青いところが、真ん中の州は赤いところが多い。
義母や義父、義妹がいる私と夫が大学時代に住んでいた隣州も真っ青である。
(さあ、これで私たちがどこにいたかが分かりますね、さあ、どこの州でしょうか? 笑)

小さいし、見づらいと思うのでちゃんとした記事と地図はこちら
興味のある方は読んでみてくださいね。

民主党よりの私としてみれば、
今年もオバマ大統領に頑張っていただきたいのだが、どうなることやら。
オバマ大統領の方が、共和党代表のミット・ロムニー氏よりも
やや優勢らしいので、この状況が続くことを祈るばかりである。
Yes, we can.

(なぜか、最後はオバマ大統領の名言で締めてみました。 笑)

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